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所狭しと並ぶうまい棒=2024年11月30日、茨城県大子町立だいご小学校、富永鈴香撮影
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 「うまい棒がいっぱい!」「すごい!」「食べたい!」

 30日、茨城県大子町の町立だいご小学校の校庭に巨大な地上絵が現れた。周りを子どもたちが興奮気味に駆け回り、台の上から、小学校の3階ベランダから、そして熱気球から、のぞき込んでいた。

 その名も「リスカの地上絵」。製菓会社の「リスカ」(本社・常総市)がつくるスナック菓子「うまい棒」を5万1948本を使い、大きさは縦12メートル、横20メートルにもなる。緑、白、赤とパッケージの色が違う10種類を、表裏も使い分けながらデザインされた。

 制作期間は約2カ月で、イベント会場の来場者や近隣の学校の生徒らが、設計図を見ながら四角形のケースに1本ずつ敷き詰めてパーツを制作。最後に286のパーツをだいご小学校で合体させ、完成させた。

 この日、初めて明かされた図柄は、JR水郡線の車両が第二久慈川橋梁(きょうりょう)を走る姿だった。制作中は、参加した人にも秘密だった。

ナスカの地上絵ではなく

 このプロジェクトは、全線開通90周年を迎えた同線の沿線を盛り上げようと、県と大子町など沿線6市町で構成する県水郡線利用促進会議が企画した。

 当初は水郡線を気球から見る…

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